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Fさん(27歳・女性)の場合

●違う仕事にチャレンジしてみたい

新卒で入社し、事務職に就いて5年。女性社員は結婚して辞めていくと思われていた前の会社では、勤続しても特に年収やポストが上がるわけでもなく、ただ黙々と言われた仕事をこなすだけの日々でした。「いつかは自分も結婚して辞めていくだろう」とは思っていたもののなかなかうまくいかず、おとなしくゴールを待つ前に単調な毎日に飽きてしまった私。将来その日が来るかどうかは別にしても「今までとは違うもっと刺激的な人生を過ごしてみたい」「違う職場で自分の可能性を試してみたい」と真剣に考えるようになってきたのです。
そんな時、ほぼ閲覧するのが日課となっていた求人サイトで「情報誌の創刊スタッフ募集」という情報を発見。興味本位で募集要項を見ているうちに、「新しい雑誌ってどうやって作るのだろう?」という好奇心が沸々。面白そう。それに待遇や雇用条件も悪くない。そして何より創刊というたった一度の機会に立ち会える。私もその瞬間に立ち会ってみたいと心惹かれたのを機に応募を決意してみることにしました。

●面接は企業とのお見合い!

応募してみたのはいいのですが、問題がひとつ。それは私が全くの未経験者であるということ。応募資格の欄には「未経験者歓迎」と書かれていたのですが、イマイチ不安。しかも求められている職種は営業。事務職しか経験のない私が面接時に何をPRしたらいいのかも思いつきません。
そうこうしているうちに面接当日。不安と緊張でガチガチになっている私を見て、採用担当の方が笑顔でひとこと。「まぁ、緊張しなくて大丈夫だからコーヒーでも飲んで。これはあなたと会社のお見合いのようなものだから。腹を割って色々話しましょう」 お見合い。そう考えたら何だかふっと気持ちが軽くなりました。「採用試験を受けるからには絶対受からなくてはいけない」という思い込みにとらわれすぎていたんですね。相手のことを知らないのはお互い様。だったら聞いてみればいい。そう気づいたら不安に思っていたことも、会社のために自分の能力をどう活かしたらいいかということも、まるで上司に相談するような感覚で話せるように。おかげで自分が職場から何を期待されているか、本当にその仕事が向いているかなどを知ることができました。
スッキリした気持ちで面接を終え、返事を待つこと数日。面接をしてくれた採用担当の方から内定の電話をいただくことが出来ました。入社後、自分の採用理由を聞いてみたら「職場のことに関心をもって一生懸命質問をぶつけてくれたから」とのこと。採用する側としてもあまりもにしゃべらない、質問したことについて事務的に答えるだけで話が広がらない、というのでは選考に困るケースもあるらしいのです。特に今回のような未経験者でも歓迎という場合だと、スキルよりその人自身の魅力で判断する事もあるのだそう。
入社したら当然長く働くわけですから、最初の面接で妥協しちゃいけませんよね。未経験の分野だけに入社後もわからないことは山積みですが、採用担当の方(今の上司)と色々話せたおかげで仕事に対する不安も解消できました。上司は面接の時と同様、わからないこと、困ったことに対してすぐ相談に乗ってくれるので業務の遂行も安心。
前職の時とうって変わって、充実した毎日を送っています。手がけている雑誌ももうすぐ創刊なので、これからもすごく楽しみです。

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